多能工

多能工とは、複数の作業や工程をこなすことができるスキルを持つ作業者のことです。一人の作業者が複数の工程を担当できることで、手待ちの無駄を削減、人員配置の最適化、生産ラインの柔軟性向上が実現されます。
多能工は、少人数でも生産ラインを維持できる体制をつくれるため、突発的な欠員対応や変化の多い生産現場に強くなります。企業にとっては教育・訓練コストはかかりますが、結果的に生産性と従業員満足度の両方に貢献します。

メリット

  • 生産性の向上
  • 柔軟性の向上による業務の効率化
  • 業務の平準化による特定の従業員の負担軽減
  • 従業員の視野が広くなり業務の円滑な進行が可能となる
  • 業務の手順が整理されることで業務が可視化される

デメリット

  • 人材育成に時間がかかる
  • 習得したスキルや作業実績に対して適正な人事評価制度が必要となる
  • 従業員の希望と異なる業務が多くなり、モチベーションの低下につながる可能性がある
  • 育成が終わるまで、一時的に業務の無駄が発生しやすくなる

assimeeでは、多能工が使われるセル生産方式の再現とシミュレーションを行うことが可能です。
詳しくはこちら:
・セル生産方式における生産性の見える化の解説(リンク