SBT

SBT(Science Based Targets)は、地球温暖化を抑えるために、企業が科学的根拠に基づいて設定する温室効果ガス削減目標で、CDP、国連グローバルコンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)が共同で運営するSBTイニシアチブ(SBTi)という組織が認証を行い、企業の脱炭素目標の信頼性を担保しています。
SBTは、スコープ1(自社の直接排出)、スコープ2(購入電力などによる間接排出)、スコープ3(取引先や物流などサプライチェーン全体)という3つの排出範囲に対して、中長期的な削減目標を明確にすることが求められます。なお削減目標は「1.5℃基準」(基準年から5年~15年を目標年として、スコープ1+2で毎年4.2%以上の排出量削減、全体の4割以上を占める場合はスコープ3も削減対象)で設定することがトレンドとなっています。この取り組みはESG経営やカーボンニュートラル実現に欠かせない指標となっています。

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