ERPとは、「Enterprise Resource Planning(統合基幹業務システム)」の略で、企業の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元的に管理・活用するためのシステムです。販売・購買・在庫・生産・財務・人事など、部門ごとに分かれていた業務情報を統合し、企業全体の効率化と可視化を図ることが目的です。
ERPを導入することで、リアルタイムな情報共有や部門間の連携が強化され、業務の重複やミスの防止、意思決定の迅速化が実現します。近年では、クラウド型ERPの普及により、中小企業でも導入しやすくなっています。
また、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)と連携することで、サプライチェーン全体の最適化が可能で、ERPは、経営のデジタル化・DX推進において不可欠なシステムのひとつとされています。
ERPでは2025年(2027年)問題が話題となっています。これは日本国内の企業の多くが使用している、ドイツのSAP社が提供するSAP ERP6.0以前のバージョンに対する保守サポートが2025年に終了することを指しています。SAP社はこの期限を2027年に延長すると発表しましたが、SAP ERPの最新版に更新する、拡張保守を適用する、競合他社に乗り換える等の対策をとる必要があることには変わりがありません。
assimeeはAPIを介してERPと連携したシミュレーションを行うことが可能です。ご興味のある方はお問い合わせください。