不良率

不良率とは、製造された全ての製品のうち、規格外や欠陥がある不良品が占める割合を示す指標で、製品の品質や工程の安定性を評価するために使われます。一般的には、


不良率 =(不良品数 ÷ 総生産数)× 100(%)


という計算式で求められ、数値が低いほど品質の高い生産が行われていることを意味します。
不良率が高いと、再加工や廃棄、手直しなどのムダが発生し、コスト増や納期遅延につながるため、継続的な改善が必要です。分析には品質管理手法(QC七つ道具)などが活用されます。また、不良率は直行率歩留まりと密接に関係しており、製造現場のパフォーマンスを総合的に把握する上で重要な指標のひとつです。品質管理や現場改善の起点として、定期的な把握と継続的な改善策が求められます。