デバンニング(Devanning)とは、コンテナやトラックなどの輸送容器から貨物を取り出す作業を指します。主に輸入貨物の受け入れ時に行われ、海上コンテナを開封して中の荷物を取り出す作業として物流現場で頻繁に使われる用語です。
デバンニングは、作業スペースの確保、貨物の破損防止、品目ごとの仕分けや検品が伴うため、作業手順の最適化が求められます。特に、バラ積みされた荷物の場合は手作業での荷下ろしが必要になり、労力がかかる一方でミスや破損のリスクも高まります。
効率的なデバンニングを行うには、荷姿の事前把握、適切な人員配置、荷役機器(フォークリフトなど)の活用が重要です。また、荷降ろし後の商品検品やロケーション登録(WMSとの連携)も作業の一部として管理されることが一般的です。デバンニングは、入荷工程の起点となる重要な業務のひとつです。