ゾーンピッキングとは、倉庫内を複数の作業エリア(ゾーン)に分割し、それぞれのゾーンを担当する作業者がピッキングを行う方式です。注文ごとに複数のゾーンにまたがる商品がある場合、各担当者が自分のゾーンの分だけ商品をピッキングし、その後まとめて仕分け・出荷されます。
メリット
- 作業者が限定されたエリア内で作業するため、移動距離を短縮でき、作業の効率化や負荷の均等化ができる
- エリアごとに作業を分担することで、作業ミスの防止や教育時間の短縮にもつながる
デメリット
- 作業者の人数が必要
- 仕分け作業や仕分けスペースが必要となる
ゾーンピッキングは、品目数が多く、出荷件数の多い大規模倉庫やEC物流拠点で特に有効です。一方で、トータルピッキングと同じように、ピッキング後に仕分け工程が必要になる場合があるため、全体のフロー設計や作業連携には工夫が求められます。