バンニング(Vanning)とは、コンテナやトラックなどの輸送容器に貨物を積み込む作業を指します。デバンニング(荷下ろし)の逆の工程で、特に海上コンテナに貨物を効率よく安全に積載する作業として物流現場で広く使われています。
バンニングでは、積載効率の最大化、貨物の破損防止、重量バランスの確保が重要となります。荷物の形状や重量、順序などを考慮しながら積み込む必要があり、場合によっては緩衝材やラッシング(固定具)を用いて荷崩れを防ぎます。適切なバンニングは、輸送コストの削減、納品品質の向上、作業効率の改善につながります。一方で、不適切な積載は荷崩れや商品破損、積み直し作業の発生といったリスクを伴うため、経験と計画性が求められます。WMSや積載シミュレーションツールを使って事前に積載計画を立てることも一般的です。