ウェーブピッキングとは、複数の注文を一定の時間単位や出荷便などの条件に基づいてグループ化(ウェーブ)し、一括でピッキング作業を行う方式です。たとえば「午前便出荷分」や「13時までに処理する注文」といった具合に区切り、時間や出荷スケジュールに合わせて作業を整理・計画します。
メリット
- 作業負荷の集中を避けつつ、倉庫内の人員配置や搬送の効率化が可能
- ピッキング作業を他の工程(梱包・出荷など)と連携させやすくなる
デメリット
- 仕分け作業や仕分けスペースが必要となる
ウェーブピッキングは、出荷量の多い現場や納期管理が厳しいEC物流・小売物流に適しています。一方で、仕分け工程の設計やシステム設定には工夫が必要です。