カーボンニュートラル

カーボンニュートラルとは、温室効果ガス(GHG)の排出量と吸収量を均衡させることを指します。これは、GHGの排出量を削減する努力を行った上で、削減しきれない分を植林やカーボン・オフセット、カーボン・クレジットによって相殺し、GHGの排出量を実質ゼロにすることを意味します。本来、カーボンニュートラルはScope 1(燃料の使用による排出)とScope 2(電力やガスなどエネルギーの使用による排出)をゼロにすることを指しますが、これに対し「ネットゼロ」という言葉も広く使用されています。ネットゼロはScope 1とScope 2に加え、Scope 3(流通、使用、廃棄などによる排出)も含むより包括的な概念です。なお、日本政府が使用する「カーボンニュートラル」は、実質的には「ネットゼロ」を意味している点に注意が必要です。

参考リンク
カーボンニュートラルとは?