フリーフローコンベアーとは、搬送物がコンベアー上を自由なタイミングで移動できる搬送方式の一つ。主に製造ラインや組立ライン、物流設備などで広く使用されている。
一般的なコンベアーが一定速度で連続的に物品を流すのに対し、フリーフローコンベアーはローラーやベルトなどの上をワークが自走する、もしくは作業員によって押される構造となっている。各工程の処理状況に応じて搬送の停止・滞留・再移動が柔軟に可能なので、ライン全体で搬送を同期させる必要がなく、工程間でワークを一時的にストックしたり、チェックのためにコンベアーから外すなど柔軟な生産を行うことができる。特に多品種少量生産や作業員によって作業時間のばらつきが大きい工程において有効であり、作業者主体の組立ラインやセル生産方式との相性が良い。一方で、ライン全体の流れが見えにくくなることや、滞留の発生による仕掛在庫の増加などの課題がある。
メリット
- 工程の作業時間のばらつきに柔軟に対応できる
- ワークの一時滞留が可能
- 設備構造が比較的シンプルでレイアウト変更が容易
- 工程ごとの独立性が高くラインバランスを調整しやすい
デメリット
- 仕掛在庫が増加しやすく、生産リードタイムが長くなる場合がある
- 搬送状態が分散しライン全体を把握しにくい
- 滞留や詰まりが発生すると管理や改善が難しい
- 運用ルールや管理方法を整備しないと効率が低下しやすい
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